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もう迷わない!着回し重視の王道ビジネススタイルの作り方 もう迷わない!着回し重視の王道ビジネススタイルの作り方

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Koyama

Tailor Mag 編集部としてスーツやシャツについてのTipsなどを執筆。過去には店頭でスーツを販売していた経験もあり、これまで多くの方にビジネススタイルの提案を行ってきました。みなさんが「少し一目置かれる大人の男」になれるようノウハウを提供していきたいと思います。

Tailor Mag 編集部としてスーツやシャツについてのTipsなどを執筆。過去には店頭でスーツを販売していた経験もあり、これまで多くの方にビジネススタイルの提案を行ってきました。みなさんが「少し一目置かれる大人の男」になれるようノウハウを提供していきたいと思います。

「シャツ、ネクタイ、スーツ・・・毎朝組み合わせを考えるのがめんどくさいんだよな。」

「買いに行ったはいいものの、また今回も同じようなアイテム買ってきてしまった・・・」

みなさんも、こういう風に思ったことはないですか?

毎日着るものだからこそコーディネートに時間をかけたくない、だから結局毎日同じような組み合わせで出社してしまう。

たまにはいつもと違う雰囲気を出してみたいんだけど、いざ自分でコーディネートしようとすると「本当にこれでおしゃれなのかな?」と自信がない。

その気持ち、とてもわかります。

というのも、以前私が店頭でスーツ・シャツの販売に携わっていた際にも、こういったご相談を多くのお客様からいただいていたからです。

あなただけでなく、実はかなり多くのビジネスマンが抱えている悩みなんですよね。笑

そこでこのページでは、こういった「はずしたくはないけど、コーディネートを考えるのはめんどくさい。」というビジネスマンの方々に、3大アイテムであるスーツ・シャツ・ネクタイの鉄板スタイル、王道の組み合わせというものをお伝えしたいと思います。

これまで多くの方にスタイルやコーディネートを提案してきましたが、その中で気づいた、誰でも真似できる失敗しづらいスタンダードな着こなし。

このページでご紹介する内容をしっかりと取り入れてもらえれば、もう毎日のコーディネートに時間を取られることもなく、しかもビシっと決まったビジネススタイルを確立できます。

無地のネイビースーツで作る王道ビジネススタイル

様々なスーツのパターンに合わせてご紹介をしていきたいところではありますが、まずは誰もが持っているであろう”無地のネイビースーツ”を例に今回はご紹介をしていきたいと思います。

特に今回は、基本中の基本であるVゾーンを意識して、王道のシャツ3種類・ネクタイ3種類の計6アイテムご紹介します。

Vゾーンとは、ジャケット・シャツ・ネクタイからなる上半身のV字のゾーン。

「人の印象は胸から上で7割方決まる」とも言われていて、特に顔周りに近いところは注目が集まりやすいため、このVゾーンは最も大きな印象を与える要素だといっても過言ではありません。

逆に、このVゾーンさえ意識できればバチッと決まる着こなしが可能なんです。

それでは早速、シャツについて見ていきましょう。

セミワイドカラーの白無地シャツ

※シャツの「カラー」とは衿部分を指します。ワイドカラーだと、衿が左右に程よく開いているためネクタイの結び目がしっかりと見えるのが特徴。

シーンを選ばずどんなスーツにも合わせることができる白無地シャツをネイビースーツに合わせることで、清潔感のあるコーディネートに。

特に濃いネイビースーツであれば、メリハリがあり落ち着いた大人の印象を与えることができます。

ワイドカラーのサックスブルー無地シャツ

また、ネイビースーツには同系色であるブルー系も非常に相性が良いです。

淡いブルーのシャツを中に着ることで、重たいイメージのあるネイビースーツに清涼感が加わります。

また後ほどご紹介するネイビー系のネクタイと合わせれば、ブルー系で統一されたワントーンコーデが完成するのも魅力です。

ワイドカラーのネイビーストライプシャツ

最後にご紹介するのが、ネイビーストライプのワイシャツになります。

どんなスーツにも合わせることができる無地と違って、ストライプに対して若干苦手意識がある方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方は、(1)同系色のストライプを選ぶ(今回であればネイビーorブルー)、(2)ストライプの間隔の狭いものを選ぶ、この2点を意識していれば、失敗すること無くネイビースーツに合わせられると思います。

続いては、ネクタイをご紹介していきます。

ネイビーベースのレジメンタル

レジメンタルとはイギリスの軍旗に入っていたストライプ模様で、左から右に上がっているものをヨーロピアンスタイル、左から右に下がっているものをアメリカンスタイルと呼びます。

みなさんも、店頭などで1度は目にしたことがあるデザインではないでしょうか。

慣れていない方からすると少し派手めな印象もあるかと思いますが、ネイビースーツ+無地シャツであればネクタイはこのレジメンタルくらいがちょうど良い塩梅かと。

ブラウンベースに白の小紋柄

小紋柄にも様々な種類があり、柄が規則的なもの・不規則なもの・大きいもの・小さいものなど、少しデザインが違うだけで印象もガラッと変わってきます。

今回ご紹介しているブランベース+白の小さい小紋柄は、ネイビースーツに合わせることでクラシカルで大人な印象になりますよ。

ネイビーの無地

先程シャツのところでも少しご紹介しましたが、ネイビースーツ×ネイビーの無地ネクタイで統一することで、よりまとまりのある締まった印象を与えられます。

他の色にも合わせるのが簡単なので、1本持っていて間違いないネクタイですね。

ここまで見てきて、「あれ、なんか普通のデザインばっかりじゃない?」と思ったそこのあなた。

その普通をきちんと押さえ揃えておくことが、絶対にはずさないビジネススタイルを作るポイントなんです。

今回ご紹介したシャツ3種類×ネクタイ3種類だけでも、9パターンの着こなしができます。

また、どれを合わせてもビシッと決まるので、まさに王道のビジネススタイルの完成です。

とはいえ、実際にスーツと合わせてみないとイメージしづらい部分もあるかと思いますので、ここからはいくつかコーディネート例を見ていきたいと思います。

王道スタイルのコーディネートを見てみよう!

①セミワイドカラーの白無地シャツ×ネイビーベースレジメンタルのネクタイ

今回ご紹介したネイビーベースのレジメンタル+白無地シャツであれば、互いにけんかすることもなく、またスーツと同系色のネクタイとなっているので、落ち着きがあり清潔感を与えることができます。

ネクタイのストライプの幅や色使いでバリエーションを作ることも可能なので、少し飽きてきたら赤などの差し色が入ったものや、グレー×ネイビーのレジメンタルなど、色々試してみてはいかがでしょうか。

②ワイドカラーのサックスブルー無地シャツ×ブランの白小紋柄ネクタイ

このブルー系の色とブラウンを組み合わせた配色は「アズーロ・エ・マローネ」と言い、イタリアのエレガントな男性達に長年愛されているカラーコンビネーション。

メリハリのあるコントラストの中に上品さを感じられ、洗練された印象を与えます。

実はこの「アズーロ・エ・マローネ」、色彩学的にも理にかなった組み合わせになっていて、ブルーの寒色とブラウンの暖色といった補色関係を上手く使って、お互いを引き立てる効果があるんです。

③ワイドカラーのネイビーストライプシャツ×ネイビー無地のネクタイ

ストライプのシャツをネイビーのスーツに合わせるだけで、一気にこなれ感が出ます。

スーツのセレクトショップなどに行くと、この組み合わせをしているスタッフの方がたくさんいますよね。

かくいう私もそのうちの1人でした。笑

シャツのストライプの色や大きさでバリエーションも出せますし、シャツにインパクトがある分、無地のネクタイを持ってくることによってキュッと締まったメリハリのあるコーディネートになりますよ。

【上級編】王道スタイルに慣れたらディティールを変える!

ここまで見てきて、勘の良い方はもうお気づきかと思いますが、スーツスタイルはパーツや生地の素材・色柄などを少し変えただけでガラッと印象が変わります。

だからこそ、難しいとも言えるのですが…

そのため今回ご紹介をした組み合わせに慣れてきて、もう少し幅を広げたいという方は、シャツのディティールに変化をつけていきましょう。

具体的にはどういうことなのか、解説していきます。

衿型で差をつける

今回ご紹介したシャツの衿型「ワイドカラー」「セミワイドカラー」も、十分こなれた感じが出していけるものとなっているのですが、次に挑戦していただきたいのが「カッタウェイ」という衿型になります。

<一般的なセミワイド:ネクタイ有り>

<カッタウェイ:ネクタイ有り>

<一般的なセミワイド:ネクタイなし>

<カッタウェイ:ネクタイなし>

カッタウェイはワイドやセミワイドよりもさらに衿が開いており、剣先(衿の先端)が鈍角になっているのが特徴です。

【参考:衿の開き】
・セミワイド:約90°
・ワイド:約100°〜120°
・カッタウェイ:約180°以上

そのため衿元が強調され、ネクタイの結び目(ノット部分)がより際立つシャツとなっています。

また、ここで覚えておいていただきたいのが、カッタウェイはノーネクタイのときにその本領が発揮されるということ。

というのも普通のシャツでトップボタンを開くと、どうしても衿元が左右に大きく開いてしまったり、衿が折れてしまってだらしない印象になってしまいがちです。

でもカッタウェイなら最初から衿羽根が大きく開いているので、ボタンを外してもそういった心配がありません。

これまでは、結婚式や二次会など華やかなシーンで着用されてきたカッタウェイですが、近年はビジネスシーンでの着用も増え、特にノーネクタイ推奨のクールビズとの相性は抜群です。

普段、あまりネクタイを締める機会がない、ビジネスカジュアルやジャケパンスタイルが多いという方は、ぜひこのカッタウェイにチャレンジしてみてください。

まとめ

いかがでしたか。

毎日着るからこそ、できるだけ手間をかけず、そしてはずしたくない。

実はこんなにも簡単にビシッと決まるコーディネートは作れてしまうものなんです!

少しおさらいしておきましょう。

<王道のビジネススタイルを作るには>
Vゾーンを意識して、シャツとネクタイを組み合わせる。

ーー鉄板アイテム6選ーー
【シャツ】
・セミワイドカラーの白無地シャツ
・ワイドカラーのサックスブルー無地シャツ
・ワイドカラーのネイビーストライプシャツ

【ネクタイ】
・ネイビーベースのレジメンタル
・ブラウンベースに白の小紋柄
・ネイビーの無地

上記の組み合わせてに飽きてきたら、シャツの衿型をカッタウェイにしてみる。

たったこれだけですが、どれを組み合わせても大丈夫なアイテムとなっているので、もうこれからは毎朝悩まないでください!

ぜひ、お試しあれ!