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【シーン別特集】弔事の際のワイシャツ基本ルール

シーン別

2020.12.28

Toshiya

Magでライターをさせてもらっています、Toshiyaです。普段は商社で営業をしていますが、学生時代からアパレルには興味があり、最近ではスーツやシャツなどのビジネスウェアについて勉強しています。上手い着こなし方やビジネススタイルについてのアドバイスなどを伝えていけたらと思っています。

Magでライターをさせてもらっています、Toshiyaです。普段は商社で営業をしていますが、学生時代からアパレルには興味があり、最近ではスーツやシャツなどのビジネスウェアについて勉強しています。上手い着こなし方やビジネススタイルについてのアドバイスなどを伝えていけたらと思っています。

通夜や葬儀、告別式といった弔事の際に着る喪服。スーツには気を使いますが、中に着るワイシャツにまで気を巡らすことができている人が果たしてどれくらいいるでしょうか。

私は以前、急遽弔事に出席しなければならず普段からビジネスで着用しているワイシャツで出席したところ、やや浮いてしまい、バツが悪く申し訳ない思いをしたことがあります。

もちろん仕方のない場面はあるかと思いますが、故人に追悼の意を表するためにも、弔事に相応しいワイシャツのマナーが頭に入っていれば、いざという時に対応できるかもしれません。

そこで今回は、様々な種類があるワイシャツの中から弔事に相応しいワイシャツをしっかり選ぶことができるように、基本ルールを一緒に確認していきましょう。

喪服に合わせるワイシャツのマナーとは

まずは喪服に合わせるワイシャツの大前提として、弔事とは故人を悼む場であることをしっかりと理解しましょう。

ビジネス用なら淡いカラーシャツやストライプ柄のシャツもありですが、弔事の場には相応しくありません。

弔事の際に着るワイシャツは華美なもの、個性的なものは避け、できるだけ特徴のないものを選ぶのがマナーです。

また、弔事は親戚や友人、会社関係の方々などが集まる場でもあります。失礼のないように、弔事に相応しいワイシャツを正しく選びましょう。

弔事で着用するワイシャツの色と注意点

弔事で着用するワイシャツの色は白無地が基本です。黒やグレーなどの地味な色も弔事ではマナー違反となりNG。

また、白ワイシャツならなんでも良いというわけでもありません。弔事で着用するワイシャツは織り方にも注意する必要があります。

模様のある織り地や襟に模様が入っているものは、たとえ白無地のワイシャツであってもNGなので注意してください。喪服に合わせるワイシャツは、模様なしの白無地一択と覚えておきましょう。


さらに、細かいですが、白無地のワイシャツの中でも、光沢のあるシャツなど華美なイメージとなるものは避けた方が良いです。

喪服に合わせるシャツは、シンプルな白のブロード生地のワイシャツが基本。白のブロードのワイシャツは、喪服にもビジネスシーンにも使えるので応用が効きます。

日頃から何着か用意しておけば、いざというときにサッと着ることができて安心です。

喪服に合わせるワイシャツ衿型にも注意

喪服のワイシャツは、色だけでなく衿型にも気を配る必要があります。

最近ではクールビズやオフィスカジュアルも一般的になりつつあり、ノーネクタイでも衿の形が崩れず決まるカッタウェイやホリゾンタルカラーのように衿が180度近く開いているデザインのワイシャツが人気です。

デザイン性が高く、お洒落な着こなしも可能な衿型ですが、たとえ白無地だったとしてもカッタウェイのワイシャツは弔事には向いていません。

カジュアルウエディングや二次会などの華やかシーンで着用するのに向いているワイシャツなので、弔事では避けるようにしましょう。


喪服に合わせるワイシャツを選ぶなら、レギュラーカラーのものがおすすめです。レギュラーカラーのワイシャツは、衿の開きが小さいオーソドックスなデザイン。

ブラックフォーマルで取り扱っているワイシャツも、レギュラーカラーのものが一般的です。

ボタンにも気をつける

喪服に合わせるワイシャツを選ぶ際に、シャツに付いているボタンは意外と忘れがちなポイント。せっかく選んだ白無地ワイシャツも実はボタンに色が付いているということがあるので注意が必要です。

弔事で着用するワイシャツのボタンの色は白無地のものを選びましょう。白地に茶色い部分のあるマーブル調のボタンもNGです。

また、ボタンを縫い付けている糸も色が付いていることがあるので、必ずチェックしてください。

白ボタンが白以外の糸で縫ってあるとアクセントとなって目立ってしまいます。カジュアルな印象にもなりかねないので、基本は糸も白一択と覚えておきましょう。


また、ボタン関連でもう1つ気をつけておきたいのが、ボタンダウンのシャツ。

衿先にボタンがついたデザインのシャツですが、スポーティーな要素が強いため、フォーマルな弔事の場には相応しくありません。

ビジネスシーンでは問題ありませんが、弔事ではボタンダウンシャツも避けましょう。

その他、アクセサリーとしての要素が強いダブルカフスやタイバー、カラーピンも弔事で着用するワイシャツではNGです。

夏場の半袖シャツはアリ?ナシ?

夏場の弔事は、暑さとの戦いにもなります。特に、初夏から秋口にかけては猛暑となることが多いので熱中症になる心配も。

そこで、暑さ対策として半袖のワイシャツを着用することを考えますが、弔事で半袖シャツを着ても良いのか判断に迷われることもあるでしょう。


結論から言うと、弔事でも半袖シャツは着用して構いません。もちろん、弔事では肌の露出を控えるのが基本ではありますが、半袖シャツを着用することはマナー違反にはならず問題ありません。

ただし、基本的にはジャケットは着用するものと覚えておきましょう。通夜や告別式など、式が執り行われている最中はなるべくジャケットを着用してください。

夏の弔事では冷房が効いていることもあるので、頻繁にジャケットの着脱をしなければならないことも。できれば、喪服もビジネススーツと同じく通気性の良い夏用のものと夏以外のスリーシーズン用のものの2種類を用意しておくのがおすすめです。

その他気をつけておくべき点

ここまで喪服に合わせるワイシャツを中心に見てきましたが、いかがでしたでしょうか。

最後に、ワイシャツ以外のアイテムで弔事の際に気をつける必要があるポイントを簡単にご紹介します。

スーツは黒で光沢がない生地のものを選ぶ

一般的には準喪服であるブラックフォーマルのスーツが好ましいとされます。スーツの色は黒が基本。

黒の中でもより深い黒(漆黒)のものが弔事の際には相応しいです。


また、生地は華やかな印象にならないように光沢がないものを選びましょう。

ジャケットはシングルでもダブルでも構いませんが、パンツは裾がシングルのものを着用するようにしてください。

なお、ベルトは黒無地でシンプルなデザインであれば問題ありません。クロコ柄やヘビ柄などのデザインや大きく目立つバックルが付いたベルトはNGです。

靴は黒のシンプルなものを選ぶ

靴は、黒のシンプルな革靴を選びましょう。プレーントゥやストレートチップのものが相応しく、できれば黒のプレーントゥの靴を着用するが望ましいとされます。

なお、基本は紐で結ぶタイプの靴でないといけません。素材もエナメルやスエードといった素材は避け、金具なしのシンプルな革靴が好ましいです。

また、合わせる靴下も黒の無地が無難。白や柄物の靴下は避けてください。

ネクタイは黒で光沢が少ないものを選ぶ

ネクタイも黒無地のものが基本です。なるべく光沢が少ない素材のものを選ぶようにしましょう。

また、ネクタイを結ぶ際に作るくぼみ(ディンプル)は、弔事の際にはマナー違反となりますのでご注意ください。

なお、ネクタイの結び方は着用するワイシャツの衿型に合わせるのが基本ですが、弔事で着用するワイシャツはレギュラーカラーのものが一般的なので、ノットが小さいプレーンノットでネクタイを結ぶと綺麗な着こなしとなります。


意外と気をつけることが多い弔事で着用するワイシャツのマナー。基本はとにかくシンプルな白無地シャツ一択です。それ以外のアイテムは黒無地のシンプルなものと覚えておきましょう。

もし弔事用のワイシャツを購入する際に迷ってしまったら、シャツ専門店のプロや売り場のスタッフにも相談してみてくださいね。