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夏のスーツ、失敗しない選び方

オーダースーツ

2021.02.26

Toshiya

Tailor Magでライターをさせてもらっています、Toshiyaです。普段は商社で営業をしていますが、学生時代からアパレルには興味があり、最近ではスーツやシャツなどのビジネスウェアについて勉強しています。上手い着こなし方やビジネススタイルについてのアドバイスなどを伝えていけたらと思っています。

Tailor Magでライターをさせてもらっています、Toshiyaです。普段は商社で営業をしていますが、学生時代からアパレルには興味があり、最近ではスーツやシャツなどのビジネスウェアについて勉強しています。上手い着こなし方やビジネススタイルについてのアドバイスなどを伝えていけたらと思っています。

燦々と太陽が照り付ける夏でも、ビジネスパーソンとスーツは切っても切れない関係です。

クールビズが浸透し、ノーネクタイ・ノージャケットが定着しつつあるものの、商談や面接など夏場でもスーツの着用を避けて通ることはできませんよね。

年々暑くなる日本の夏を攻略するカギは、“夏用スーツ“にあります。どれを選べばいいのか迷ってしまうほど、軽くて通気性の高い夏仕様や日本の夏に対応した機能性の高いスーツが続々と登場しています。

そこで今回は、夏用スーツの失敗しない選び方を紹介していきます。そろそろ通年用のスーツを卒業して、「夏場でも快適に過ごせるスーツ」を始めませんか?

夏のスーツを選ぶポイント

夏でも快適に過ごせるスーツを選ぶときは、3つのポイントを意識しましょう。

軽くて通気性の良い生地を選ぶ

まずは、生地の軽さと通気性の良さです。

スーツの生地は「素材×織り方」でそれぞれの特徴が異なります。例えば、細い糸を使うとなめらかで密度の高い生地ができ、太い糸では糸と糸の間に空間ができることで通気性がよくなるといった具合です。

生地の重さは、目付(めつけ)と呼ばれる生地の重量で判断します。100センチ×150センチの生地の重さによって、春夏用と秋冬用が分けられており、「春夏用は230g以下、冬用は260g以上」と区分されます。

夏場なら、生地が軽くて速乾性に優れた素材を選ぶのがベターです。

夏向きの仕立て方とデザイン

半袖と長袖のように、スーツにも夏用の仕立てとデザインがあります。

夏向きの仕立て方は、できるだけ使う生地を減らし、スーツ自体の軽量化を図っています。また、涼しげな色にすることで、見た目から清涼感を醸し出す方法もあります。

夏には夏らしい仕立てとデザインのアイテムを選ぶことも意識しましょう。

夏用スーツとクールビズを使い分ける

ジャケット着用を求められるシーンでこそ、涼しい夏用スーツは大活躍します。ただし、クールビズ期間中は無理に夏用スーツだけで乗り切る必要はありません。ノージャケット・ノーネクタイとうまく組み合わせながら、より快適になるよう使い分けてください。

季節に合わせたアイテムを選ぶことは、清潔感ある見た目をキープするために大切なポイントです。暑いのに秋冬アイテムを使っていたり、見るからに暑苦しい色を選んだりすると、それだけで印象が悪くなってしまうこともあります。

夏用スーツ素材と生地

夏用スーツを選ぶ心構えができたところで、具体的にどんな生地や仕立てを選ぶべきかを解説していきます。まずは生地からいってみましょう。

リネン混

夏の生地と聞けば、「リネン」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。植物性の素材からできたリネンは、通気性が高く、汗をかいてもさらっとした着心地が特徴です。

リネンにのシワができやすいというデメリットは、ポリエステルなどシワになりにくい素材を組み合わせることで解決。リネン混は、通気性がよくシワになりにくい素材として夏場に活躍します。

モヘヤ混

羊の毛がウールなのに対して、モヘヤはヤギの毛が原料です。軽くて光沢があり、なめらかさと柔らかさを兼ね備えています。動物の毛は暑そうに感じますが、モヘヤの熱伝導率が低いという特性は夏のスーツにぴったり。

ただ、モヘヤ100%の生地は肌触りの悪さや摩耗しやすさからとても扱いづらいです。そこで、スーツ生地では、ウールとモヘヤの特性を生かしたモヘヤ混が選ばれています。

シアサッカー

日本語で“しじま織”と呼ばれるシアサッカーは、生地の表面にある凸凹が特徴的です。肌に触れる面積が少なく、さらっとした肌触りです。通気性の良さから汗もすぐに乾きます。

シアサッカーを使った夏用スーツには、爽やかな印象がある細めストライプや細かいチェック柄がおすすめです。

トロピカルウール

南国向けに考案されたウール生地のトロピカル。平織りで仕上げた生地は、サラサラとした肌触りがありながらも吸湿性に優れており、夏場でもベタ付かずに着ることができるスーツ生地です。

トロピカルウールの生地は目付が200〜220gと軽く、特に暑い季節に向いています。

夏用スーツの仕立て

夏を快適に過ごすため、夏用スーツならではの仕立て方があります。スーツの重さがより軽くなる順番に並べました。

アンコン

アンコンストラクション(Un-construction)の略で、裏地や芯地、肩パットなどを極力使用しない軽量化を極めたスタイルです。

薄手のカーディガンのように羽織ることができますが、カジュアルすぎないのでビジネスシーンにも向いています。

半裏

前身と背の裏地をざっくりと切り取る半裏。文字通り、ジャケットの裏地の面積を大幅に減らすことで通気性をよくし、重さも軽減しています。

一方、裏地を半分残すことで、型崩れを防ぐ効果もあります。

背抜き

裏地の背の部分を2/3ほどカットする仕立てです。暑い日は、通気性の悪い背中に汗をかきやすいですよね。背抜きをすることで通気性がアップし、ジャケットを着ても涼しさを感じます。

春夏向けの仕立てのイメージが強い背抜きですが、最近では軽量化のためオールシーズン向きのスーツでも採用されています。

夏用スーツに取り入れたい機能性とデザイン

夏ならではの悩みを解消するキーワードは“涼感”。どのような機能性とデザインを選ぶべきかチェックしていきましょう。

吸水速乾

汗をかいても、すぐに吸収し乾かしてくれるだけでなく、べたつかない仕様の吸水速乾スーツは外回りが多いビジネスパーソンには嬉しい限りです。

さらっとした肌触りも追求しているので、夏特有の「ベタベタ」と「汗でくっつく」から解放されます。夏用のスーツでは、速乾性が高いポリエステルにコットンやウールなど通気性の高い素材を組み合わせた生地が選ばれています。

ウォッシャブル

夏場に気になる汗の臭い。定期的かつ手軽に洗えたらいいなと思う人におすすめなのが、ウォッシャブル仕様です。

スーツを自宅で洗うのはちょっと不安かもしれませんが、ウォッシャブルなら心配無用です。特殊な形状記憶を施してあるので、型崩れすることもありません。年々暑くなっている夏を乗り切るのに欠かせない機能ですね。

涼感素材

ジャケットを着ると、どうしても内部に熱がこもってしまいますよね。そんなときは、肌に触れると涼さを感じる接触冷感素材を使ったスーツを選んでみましょう。

日光を反射するタイプや、夏場のぐったりの原因となる紫外線をカットしてくれるタイプまでさまざまな種類が登場しています。

夏に合う色と柄

夏用のスーツを選ぶときは、色と柄も涼しさを生み出す大切な要素です。

まずは、スーツの色。重めの色は避けて、明るめの紺・ライトグレー・ベージュなど秋冬よりワントーン明るい色を選びましょう。また、ジャケパンスタイルで水色や白のジャケット選ぶと、涼しさと爽やかさを演出できます。

柄は、色との組み合わせを意識しながら選びましょう。重めの色に大柄を合わせると、秋冬の印象が強くなります。大柄のチェックならベージュやグレー、細めストライプやチェックはブルー系との相性がいいですね。好印象かつ清潔感が漂います。