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スーツの保管方法 長期保管のカビ、シワを防ぐ

オーダースーツ

2021.02.26

Joe

社会人になってからずっとこだわってきたスーツや小物など、ビジネスシーンの必需品について様々な情報を提供していけたらと思います。「落ち着きがあって大人っぽい」そんな印象を与えられるような、テクニックやノウハウについて執筆していきます。

社会人になってからずっとこだわってきたスーツや小物など、ビジネスシーンの必需品について様々な情報を提供していけたらと思います。「落ち着きがあって大人っぽい」そんな印象を与えられるような、テクニックやノウハウについて執筆していきます。

お気に入りのスーツのシワを翌日に持ち越さない方法を知っていますか?

スーツをかっこよく着こなすには、パリッとシワのない状態がベスト。わかってはいるものの、1日しっかり働いたあとにシワが付いてしまうのは避けられませんよね。

でも実は、誰でもできるちょっとした一手間で、スーツのシワのお悩みが解消します。スーツを正しく保管できると、シワだけでなく、生地の劣化やカビ、虫食いも防げるんです。

今回は、ビジネスパーソン必読のスーツ保管方法を解説していきます。スーツの保管方法をマスターして、スーツを綺麗に長く愛用する方法を身に付けましょう。

ジャケットの保管方法

まずは、ジャケットの保管方法のポイントをチェックしていきます。

ステップ1:ポケットの中身を出す

スーツのポケットに携帯や家の鍵、ハンカチなどを入れる習慣がある人は、家に帰ったらまず中身を出しましょう。ポケットの中身をそのままにしてしまうと、スーツの型崩れにつながります。

ちなみに、ビジネススーツに付いている「フラップポケット」は雨やホコリ避けの“蓋”です。そのため、通常はポケットの内側に入れておくのが正解です。

ステップ2:厚みのある木製ハンガーにかける

クリーニングでもらえるようなハンガーや、ワイヤーハンガーを使っている人がいたら要注意です。華奢なハンガーは、スーツの形を崩す原因です。

おすすめは肩のラインをキープできる厚さがあり、人間の肩と同じように少しカーブしているタイプ。厚手のハンガーは、スーツをかけたときに空間ができ、通気性がよくなります。

肩部分の厚さは、4〜5センチあるタイプがベストです。大きすぎたり小さすぎたりすると形が崩れてしまうため、自分の肩幅に合ったサイズを選んでくださいね。素材は、静電気の発生や防湿性が高い木製のハンガーを選ぶと、より効果的です。

ステップ3:ボタンは外す

ハンガーにジャケットをかけるときは、ボタンは外しましょう。スーツは着ることで最も美しいラインになるよう設計されています。つまり、胴体の部分がないのにボタンを留めてしまうと形が崩れる原因になります。

また、ボタンを外すと通気性がアップし、余分な湿気が逃げる通り道ができます。ほかに、ボタン部分の摩耗を防ぐ目的もあります。

ステップ4:保管前にブラッシングで皮脂やホコリを落とす

ジャケットをハンガーにかけたら、保管場所に移動する前にブラッシングをしましょう。スーツには、気づかない間にホコリや皮脂が付いています。繊維の中に入り込んだ汚れは、コロコロでは落とし切れません。

ブラシはスーツの生地を傷付けないよう、100%天然素材の馬毛や豚毛がおすすめ。天然素材を使うと、静電気除去にも効果的です。

ブラッシングのコツ

ブラッシングのコツは、撫でるのではなく、リズミカルに優しく叩くこと。生地の繊維に入った汚れをかきだせます。

ジャケットのブラッシングではまず、袖口から肩に向かって、下から上にブラシを動かします。このとき、シワになっている部分もブラッシングできるよう手でひっぱって平面を作りましょう。肩までブラッシングができたら、次は肩から腰に向かって、ブラッシングしていきます。

顔に近い首回りも汚れが貯まりやすいです。衿周辺は、縫い目に沿って丁寧にブラッシングしてくださいね。衿裏もお忘れなく。

スラックスの保管方法

スラックスもほんの一手間で、シワを防ぐことができます。ジャケットとかぶる部分は省略しながら、保管方法のポイントを解説します。

ステップ1:ボタンを外す

スラックスもジャケットと同様、ボタンを外しましょう。型崩れとボタンホールの摩耗を防ぎます。

ステップ2:スラックス用ハンガーに逆さづり

スラックスを保管するときは、裾口をスラックス専用ハンガーで挟み、逆さづりにします。スラックスの自重で自然とシワが伸びていきます。

ちなみに、スラックスはセンタープレスに沿って折りたたみましょう。

ステップ3:保管前にブラッシングで皮脂やホコリを落とす

スラックスのブラッシングは、裾からウエストに向かって行います。ブラッシング方法は、ジャケットと同じく「撫でずにリズミカル」です。

クリーニング後の保管方法

日々の手入れがする時間がなく、ケアはクリーニングがメインというビジネスマンも多いはず。クリーニング後の保管方法にもいくつかポイントがあります。

ビニールは取って保管

クリーニングが終わると、汚れが付かないようビニールがかけられています。ただ、そのままクローゼットに入れてしまうのはNG。通気性の悪いビニールでは、湿度が高まりカビや変色の原因になることも。しまうときは必ずビニールを外しましょう。

長期間保管するなら通気性が高い不織布のカバーに付け替えることをおすすめします。

ハンガーを取り替える

ジャケットの保管方法で紹介したように、華奢なハンガーはスーツの型崩れの原因です。クリーニングでもらうハンガーはあくまでも一時的に使うもの。厚みのあるハンガーにかけ直しましょう。

スーツを保管する場所で注意したいこと4つ

スーツをどんな場所に保管するかも、いい状態でスーツを着続けるポイントです。

高温多湿な場所は避ける

まずは、高温多湿な場所を避けることです。部屋のクローゼットにスーツを保管する場合は、湿度や温度に注意しましょう。クローゼットは部屋の隅に作られることが多いですよね。普段は扉を閉めてしまうため、建物によってはカビが生えやすい環境のこともあります。

もし、自分のクローゼットが高温多湿かなと思ったら定期的に空気を入れ替えたり、帰宅後数時間はクローゼットのドアを開けて空気を循環させたりしましょう。ほかに、市販の湿気取りを使うのもおすすめです。

直射日光を避ける

スーツをハンガーにかけたら、クローゼットではなく、カーテンのレールにかけてしまうという人はいませんか?

直射日光はスーツの生地が痛む原因です。紫外線によって色が褪せてしまいます。朝日だけでなく、日中や夕方も注意が必要です。

詰めすぎない

クローゼットはすでに大きさが決まっており、洋服で溢れているという人も多いでしょう。ぎゅうぎゅうに詰まったクローゼットにスーツを入れてしまうと、服と服が接触することでシワができてしまいます。せっかく丁寧に手入れしても意味がありません。

スペースがないときはいらない服を処分するか、スーツをかけるスペースを別の場所に新設しましょう。ちなみに、スーツは左右に2センチほどの余裕を作ることで、通気性を確保できます。

シワが付いたときの対処法

気を付けていてもスーツにシワが付いてしまうことはよくあります。最後に、知っておきたいシワの対処法をいくつかご紹介します。

スチームアイロン

水蒸気の力でシワを伸ばすスチームアイロンをひとつ持っておくと、困ったときに役立ちます。最近ではハンガーにかけたままワイシャツのアイロンをかけられるタイプや消臭効果のあるスチームアイロンも登場しています。

寝る前にお風呂につるす

アイロンがないなら、湿気の多いお風呂につるしておくのも効果的。アイロンのように即効性はありませんが、お風呂に入ったあと朝までお風呂につるしておくだけで、スチームアイロンと同様の効果を得られます。出張先でも使えますね。

ただし、湯気がもくもくの状態だと水分を含みすぎるため逆効果です。入浴後、しばらくしてからつるすようにしましょう。

霧吹き+陰干し

すぐに着ないスーツなら、シワのある部分に霧吹きで水をかけ、風通しのいい場所で陰干ししておきましょう。シワが伸びるだけでなく、水分が蒸発するとともに、消臭効果も期待できます。

セルフケアとクリーニングを併用しよう

今回は、お気に入りのスーツの保管方法を紹介してきました。

クリーニングに出すと面倒な手間は減りますが、出しすぎは生地を傷めてしまいます。だからこそ、日々のセルフケアが重要なんです。スーツは1日着たら2〜3日休ませることで、水蒸気の蒸発と共にシワが修復され、スーツの寿命を延ばすことにつながります。