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クールビズとは?知っておきたいマナーと服装の注意点

オーダースーツ

2021.02.26

Toshiya

Tailor Magでライターをさせてもらっています、Toshiyaです。普段は商社で営業をしていますが、学生時代からアパレルには興味があり、最近ではスーツやシャツなどのビジネスウェアについて勉強しています。上手い着こなし方やビジネススタイルについてのアドバイスなどを伝えていけたらと思っています。

Tailor Magでライターをさせてもらっています、Toshiyaです。普段は商社で営業をしていますが、学生時代からアパレルには興味があり、最近ではスーツやシャツなどのビジネスウェアについて勉強しています。上手い着こなし方やビジネススタイルについてのアドバイスなどを伝えていけたらと思っています。

クールビズの実施期間が、2021年から撤廃されることをご存知ですか?これまで5月から9月の期間限定だったクールビズは、いつ実施するかが企業や個人の判断に委ねられることになりました。

夏場のビジネスマンにとって、清潔感のある服装をいかにキープするかは最重要事項。クールビズの恩恵にあやかって、ノーネクタイやノージャケット、半袖シャツを許されている人も多いですよね。

でも実は、クールビズはノーネクタイやノージャケット、半袖シャツにするだけでは不十分。ルールとマナーを守らないと、取引先や職場でデキない人と印象付けられてしまうかもしれません。

そこで今回は、クールビズとは何かからクールビズでおすすめのコーディネートまでをまるっと紹介していきます。基本をきっちり押さえて、快適な夏と好印象をキープしましょう。

クールビズとは

まずは、クールビズの定義やどんな取り組みをしているかを確認していきます。

クールビズの定義と期間

クールビズは、政府が定める「過度な冷房に頼らず様々な工夫をして夏を快適に過ごすライフスタイル」です。

COOL(涼しい・かっこいい)とBIZ(ビジネス)とを組み合わせた造語で、当初はビジネスシーンに限定した政策として開始されました。地球温暖化や環境問題がより深刻な状況となった現在は、全国民を対象にした「ライフスタイル」と定義されています。

ビジネスシーンにおけるクールビズは、「ノーネクタイ・ノージャケット・半袖シャツ」が基本。服装の軽装化によって体感温度を下げ、エアコンの利用を減らす取り組みがメインです。また、エアコン温度は28度を推奨し、消費電力を削減することで二酸化炭素の排出を減らし、地球温暖化を食い止める狙いがあります。

クールビズの期間は2021年4月から、実施期間が撤廃されることが決まっています。地球温暖化が深刻化し、当初の5月から9月の期間外でも暑くなる日が増えたことが理由です。これからは、各自が気温に応じてクールビズを取り入れることが求められます。

クールビズの導入背景

クールビズが導入されたのは2005年。当時環境大臣だった小池百合子東京都知事の肝いりの政策でしたが、その頃の日本は「ネクタイとノージャケットの着用は絶対」とされていました。

「日本で浸透するのか?」という疑問の声が数多く上がるなか、小泉純一郎元総理大臣を筆頭に各界のリーダーたちが率先してノーネクタイやノージャケットで登場。連日ニュースでクールビズが取り上げられたこともあり、日本国内のビジネスシーンにじわじわと浸透していきました。

今となっては、クールビズは夏の定番服。また、動きやすい服装が作業効率を上げるとして、通年でノーネクタイやノージャケットを取り入れる企業も増えています。

クールビズ期間中に具体的に取り組むべきこと

クールビズはどのような取り組みを推奨しているのか、その種類を確認してみましょう。

ビジネスシーンで身近なクールビズは、

  • ノーネクタイ、ノージャケット、半袖シャツ
  • 過度に冷房を使わない
  • うちわや扇子で体感温度を下げる
  • エアコンの設定温度は28度に。適正な温度で冷房を使う
  • 冷感素材の洋服や、環境に配慮した商品を選ぶ
  • 出勤時間を早め、涼しい時間帯から仕事を始める

など、主に体感温度を下げる・エアコン使用による二酸化炭素排出量を減らすことがメイン。

クールビズは地球環境への影響はもちろんのこと、企業へのメリットもあります。例えば、エアコンの設定温度を高めに設定すると、消費電力の削減になり電気代の節約になります。

夏場のじめじめした暑さにばてることや、汗をかいてシャツが肌に張り付いた経験は誰しもあるはず。クールビズが広がっていなければ、今もネクタイとジャケットは必須の世の中だったかもしれません。

そう考えると、クールビズの広がりは、私たちの働き方や暮らしに効果をもたらしたと言えるのではないでしょうか。

クールビズで気を付けたいポイント

年々最高気温が上昇する現代。暑い日にネクタイをしなくていいのは、ビジネスマンにはありがたい限りです。ただ、気を付けなければいけないポイントもあります。

フォーマルな場ではジャケット・ネクタイ・長袖シャツがマナー

否定的な意見が多かったクールビズも、いまではビジネスシーンになくてはならない存在です。しかし、そうは言ってもいつでもどこでもクールビズOKとはいきません。

フォーマルな場所では、夏場でもジャケット・ネクタイ・長袖シャツは必須。TPOに応じた対応はいまだに求められています。

また、職場や取引先の雰囲気に応じて、クールビズを使い分ける必要もあります。「クールビズなんて認めない」というポリシーの人も一定数おり、相手が不快に捉えないかを意識するよう心がけましょう。

初めての相手は非クールビズで対応し、相手の服装や雰囲気に応じて変更していけば間違いありません。

ジャケットとネクタイを外しただけではNG

クールビズで勘違いしがちなのは、「ジャケットとネクタイさえしなければいい」こと。気を付けたいのは、いかに「だらしなさを出さないか」です。

いつものスタイルは、ネクタイやジャケットを着けることが前提。アイテムを減らすだけだと、物足りない印象を与えることがあります。

ネクタイがなくても衿元がきれいに見えるシャツなど、クールビズに対応したアイテムを取り入れることで、好感度がアップするスタイルが作れます。

クールビズのおすすめの服装

クールビズの基本とマナーを押さえたところで、次はクールビズでどんな服装をすべきか解説していきます。

環境省が推奨するクールビズスタイル

環境省が推奨する基本のスタイルは、「ノーネクタイ・ノージャケット・半袖シャツ」です。どんなアイテムを想定しているか、環境省におけるクールビズの一例をチェックしてみましょう。

  • ノーネクタイ
  • 半袖シャツ
  • かりゆしシャツ
  • ポロシャツ
  • アロハシャツ
  • チノパン
  • スニーカー

出典:環境省報道発表資料「環境省におけるクールビズの服装の可否」

環境省内では、アロハシャツがOKなど、かなりゆるめという印象ですね。ただ、環境省の基準を通常のビジネスシーンに取り入れるのは少し難しいです。

一般的なクールビズのスタイル

ビジネスシーンにおける一般的なクールビズスタイルは、「半袖シャツ・ポロシャツにパンツ」です。清潔感をキープするポイントは、シャツ衿の形と生地素材です。

クールビズ向けのシャツ衿

シャツを選ぶときは、ノーネクタイでもきちんと見える衿を選びましょう。おすすめはボタンダウンやカッタウェイ。ネクタイがなくても、首回りの印象が締まるアイテムです。

また、ジャケットやネクタイがないとシンプルになりすぎるため、色や柄のあるシャツを取り入れるのもおすすめです。

クールビズにボタンダウンが向いている理由はこちらの記事で詳しく説明しています。

クールビズ向けの生地

シャツの生地にも、夏向きがあります。代表格のリネン生地は、吸水力と通気性に優れ、汗をかいてもさらっとした肌触りが特徴です。

ただ、リネンには皺になりやすいというデメリットも。そんなときは、リネンとポリエステルなどを組み合わせたブレンド生地がおすすめ。それぞれの利点を生かし、皺になりにくく吸水性や速乾性に優れています。

何を選べばいいのかわからないときは、クールビズ向けの生地やデザインを兼ね備えた商品をぜひ手に取ってみてください。