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オーダースーツの基本!
選び方から既製品との違いや
相場まで徹底解説!

オーダースーツ

2020.07.31

Toshiya

Tailor Magでライターをさせてもらっています、Toshiyaです。普段は商社で営業をしていますが、学生時代からアパレルには興味があり、最近ではスーツやシャツなどのビジネスウェアについて勉強しています。上手い着こなし方やビジネススタイルについてのアドバイスなどを伝えていけたらと思っています。

Tailor Magでライターをさせてもらっています、Toshiyaです。普段は商社で営業をしていますが、学生時代からアパレルには興味があり、最近ではスーツやシャツなどのビジネスウェアについて勉強しています。上手い着こなし方やビジネススタイルについてのアドバイスなどを伝えていけたらと思っています。

カスタムオーダーで作るメリットとは?

ビジネスマンの勝負服とも言えるスーツ、近年のオフィスカジュアルの増加などにともなって、スーツを着る機会がめっきり減ってしまったという方もなかにはいらっしゃるかもしれません。

それでも、やっぱりスーツを綺麗に着こなしている人を見かけると「めちゃくちゃ格好良いな」と僕は思います。

そういった人全員に共通するのが、自分の身体や体型に合ったスーツを着ているということ。

「年齢的に1着くらいはしっかりとしたスーツを持っておきたい」
「同僚や上司もビジネスウェアに気を遣っているから遅れをとらないように…」

僕の場合はこういった気持ちから、いつも格好良くスーツを着こなしている先輩にどこで買っているのかを聞いてみたところ、オーダースーツだった、というのがオーダースーツに興味を持ったきっかけです。

とはいえ、「オーダースーツってどんな工程で作るんだろう?」「値段っていくらくらいが相場なの?」など、敷居の高いイメージもあるので不安もあるんじゃないかなと思います。

そこでこのページでは、オーダースーツの仕立てに関する基礎知識からオーダー方法の種類など、初めてオーダースーツを作るという方のためにわかりやすく説明していきます。

オーダースーツのメリット

スーツ姿をビシッとキメるには、大前提として「スーツを正しく着こなす」必要があります。

この正しく着こなすとは、すなわち自分の身体に合った・着用シーンに適したスーツを着用すること。

人間の身体の特徴や体型は実に様々ですよね。そのため、万人が着れるように設計されている既製のスーツから、ジャストフィットしているスーツを探すのは至難の技とも言えます。

でもオーダースーツであれば、その人の身体に合わせて1着1着採寸して仕立てていくため、袖丈や着丈はもちろん体型を考慮したスーツを繕うことが可能です。

フィットしたスーツはそれだけで印象を良くしますし、見た目だけでなく着ているご自身も着心地の良さを感じることができます。

また、オーダースーツなら生地や裏地・ボタンなど、ディティールにこだわることができ、自分の好みに合わせたスーツを作れます。

色々なオプションについて考えて細部までこだわった末にできたスーツは、きっと着るたびにモチベーションや気分を高めてくれますよ。

オーダースーツはレディースにもおすすめ

また最近では、レディースオーダースーツも注目されています。

特に男性向けオーダースーツはたくさん見かけますが、女性向けはそれに比べると少ないため、なかなか自分に合うスーツが見つからないといった声をよく耳にします。

身体に合ったスーツを既製品の中から見つけるのが難しく、そのため、オーダースーツを仕立てる方が実は楽、という意見も。

スーツ自体がメンズ発祥のアパレルになるため、まだまだノウハウや技術を持っているお店が少なく、その分レディースオーダースーツに関する情報が少ないのが現状ですが…

徐々にレディースオーダースーツを取り扱うお店が増えてきているので、女性の皆さんにもぜひオーダースーツを検討してもらいたいと思っています。

成人式や結婚式などの大切な日に。プレゼントとしても人気

周りと被りにくいといった理由から、成人式や結婚式といった特別な日に着る一張羅としてオーダースーツを検討されている方もたくさんいらっしゃいます。

また、最近では彼氏や親戚へのプレゼントとして、オーダースーツを贈るという方も増えてきているようです。

オーダースーツを作るという体験自体が思い出に残り、長く大切に着ることができる。既製品を贈るよりも高級感があり、まさにプレゼントに最適なアイテムだと思います。

自分だけの1着を作れるオーダースーツは、こういった”特別感”を演出するには持ってこいですね。

パターン?イージー?フル?既製品との違いも確認しておこう

既製品と違ってオーダースーツは採寸を行ってから作るため、身体へフィットします。

生地も自分好みのものを選びますし、裏地やボタンなどの細かいところまでこだわって作れるため、「自分の好きなスーツ」を手に入れることがオーダースーツの魅力です。

また、オーダースーツにはいくつか種類があります。
どのオーダー方法でスーツを仕立てるかによって、実は仕上がりのサイズ感・価格・納期などが変わってくるんです。

ここではこのオーダー方法について、少し解説していきたいと思います。

パターンオーダー

パターンオーダーは、ショップにある既存の型紙の中から最も体型に近いものを選ぶオーダー方法です。

着丈・袖丈・ウエスト・裾丈など、限られたパーツのみサイズの調整を行うため、既製品よりも少し自分の身体に合うようにするといったイメージに近いかと。

後述するフルオーダー以外のオーダー方法は、スーツの製作工程のほとんどを機械で行うので、比較的に納品までの期間が短く、安い価格で作れるのが特徴です。

イージーオーダー

パターンオーダーよりもさらに調整できる箇所が多いイージーオーダー。

工場で用意されているゲージ服を使って、採寸したサイズに最も近い型を選んでいきます。

またイージーオーダーでは体型補正ができるため、なで肩や猫背・鳩胸など姿勢や体型の癖をカバーでき、より綺麗に見えるオーダースーツの作成が可能です。

フルオーダー

オーダー方法の中で最も自由度が高いフルオーダーは、ほぼ全ての箇所を自分の身体に合わせて調整をしていきます。

型紙の作成から縫製まで、職人が手作業で行っていくオーダーメイドのスーツとなっているので、理想に1番近いスーツを仕立てることができます。

パーツの選択肢も非常に多いため、細かいところまでこだわり抜きたいという方におすすめのオーダー方法となっています。

その分、他のオーダー方法よりも価格が高く、納期も数ヶ月掛かる場合がありますが…

【生地選びから納品まで】スーツができるまでの工程を知ろう

各オーダースーツ店によって多少の誤差はありますが、ここではオーダースーツの一般的な製作工程について見ていきましょう!

ヒアリング

オーダースーツを仕立てる第一歩はヒアリングから始まります。

どういった目的でどんなスーツを作りたいのか、どんなシルエットやデザインが好みなのか、予算はいくらくらいで考えているのかなど、テーラーとイメージを共有していきます。

ヒアリングでは、ただ出来上がりのイメージを共有するだけではなく、スタッフが個性や好みを把握した上でアドバイスをしてくれるので、スーツに関する知識やイメージが漠然としていても大丈夫。

パターンオーダー・イージーオーダーのオーダースーツの場合は、このときにベースとなるモデルを選んでいきます。

生地やオプションを選ぶ

完成イメージが具体的になったら、次は生地を選んでいきます。

店舗には生地の見本帳が用意されており、その中から好みのものを選んでいきますが、お店によっては膨大な数の生地を取り扱っているところもあるので、迷ってしまう場合はおすすめを聞いてみましょう。

また生地選びが済んだらボタンや裏地など、ディティールを決めていきます。

採寸

最後に肩幅・胸囲・袖丈など、各部位のサイズを採寸していきます。

パターンオーダー・イージーオーダーの場合は、採寸したサイズを元にゲージサンプルを試着していき、身体や体型に合うようにサイズを調整していきます。

フルオーダーの場合は、採寸データを元に土台となる型紙を製図していきます。

採寸が終わればあとは完成を待つのみ。

敷居が高いと思われがちなオーダースーツですが、実はそこまで難しいものではありません。

スーツについて知識がない人でも、意外と簡単に作れてしまうんです。

気になるオーダースーツの値段・相場

さて、みなさんオーダースーツについての基本についてだいぶ詳しくなってきたと思いますが、中でも1番気になるのは「オーダースーツってどれくらいの値段なの?相場は?」といった価格についてではないでしょうか。

もちろん、どんなブランド・どんな生地でメンズオーダースーツを作るかによって2万円で作れるスーツもあれば何十万を超えてくるものだってあります。

ここでは、相場感としてどれくらいの金額を考えておけば良いのか、先ほどご紹介したオーダー方法別にご紹介します。

パターンオーダー 20,000円〜80,000円前後
イージーオーダー 80,000円〜200,000円前後
フルオーダー 200,000円〜1,000,000円以上

オーダー方法別で見ていくと、大体こういった相場になってくるんじゃないかなと思います。

メンズオーダースーツを作るのにどれくらいの手間が掛かるのか(機械なのか手作業なのか)、生地の仕入れ値などで価格に幅が出てきます。

どのオーダー方法でオーダースーツを作りたいのかをもとに、予算を決める際の参考になれば。

完成するまでの期間や納期について

オーダースーツの納期についても、大きく影響するのはオーダー方法です。

さきほどもちらっと紹介しましたが、出来上がりまでの期間が早い順に並べると①パターンオーダー②イージーオーダー③フルオーダーとなります。

パターンオーダー 2〜4週間ほど
イージーオーダー 3〜6週間
フルオーダー 1〜3ヶ月

オーダースーツの納期については上記が一般的ですが、2・3月はスーツ業界の繁忙期でもあるのでその時期はこれよりもさらに納期が長くなる可能性もあります。

意外とオーダースーツを作るのには時間が掛かるもの。

「着たいと思っていた日に間に合わなかった!」といったことがないよう、オーダースーツを作る際には時間に余裕を持って早めに注文するのがポイントです。

基本は来店が必要。ただしネット完結型のショップも!

最後に、オーダースーツ店の種類についても触れておきたいと思います。

オーダースーツ店には大きく分けて2種類あり、お店に実際に足を運んでオーダースーツを作る「店舗型」オンラインで採寸から注文までを行う「ネット完結型」があります。

店舗型のオーダースーツ店は、従来の通り必ず1度は来店する必要があり、その際にカウンセリングや生地選びなどを行います。

そのため、プロのテーラーから直接アドバイスをもらうことができますし、生地のサンプルやオプションなどをその場で見たり手に取ることができます。

その反面、忙しくて時間が無い人や近くにオーダースーツ店が無い人は、なかなか来店するのが難しいといったデメリットも。

また予約制のオーダースーツ店もありますので、時期によっては予約が取りづらいこともあります。

最近では2着目以降は初回の採寸データを使って、オンラインでオーダーが可能なショップも増えてきていますが、やはり初回の来店がネックです。

そこで近年注目されているのがネット完結型のオーダースーツ店です。

ネット完結型のサービスでは、自分で採寸もしくはアプリやスマホ・カメラなどで採寸を行い、生地を選択して注文するため24時間オーダーが可能。

手軽に通販感覚でオーダースーツを作ることができるのでおすすめです。

とはいえ、店舗型のオーダースーツ店のように直接のコミュニケーションができず、基本的にはメールやチャットなどでやり取りをするため、そういったデメリットがあることは覚えておいて下さいね。

店舗型もネット完結型もそれぞれメリット・デメリットがあります。

ご自身のニーズに合わせてお店の種類も選択していきましょう。