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ワイシャツ生地、どれが人気?生地11種類と4つの素材の特徴を解説

オーダーシャツ

2020.12.29

Koyama

Tailor Mag 編集部としてスーツやシャツについてのTipsなどを執筆。過去には店頭でスーツを販売していた経験もあり、これまで多くの方にビジネススタイルの提案を行ってきました。みなさんが「少し一目置かれる大人の男」になれるようノウハウを提供していきたいと思います。

Tailor Mag 編集部としてスーツやシャツについてのTipsなどを執筆。過去には店頭でスーツを販売していた経験もあり、これまで多くの方にビジネススタイルの提案を行ってきました。みなさんが「少し一目置かれる大人の男」になれるようノウハウを提供していきたいと思います。

シャツ生地は織り方と素材で決まる

仕事だけでなく、プライベートでも袖を通す機会の多いワイシャツ。購入するとき、どの生地を選ぶべきか迷ってしまったことがありませんか。

シャツの生地を決めるとき注目したいのが「織り方」と「素材」。よく聞く「ブロード」や「ツイル」は、生地の織り方を指しています。どんな織り方×素材を選ぶかで、印象がらっと変わるだけでなく、着用時のシーンも異なります

そこで今回は、ビジネスシーンで人気のワイシャツ生地をメインに、ビジネスマンが知っておきたいシャツ生地10種類と素材4種類をまとめました。

この記事を読めば、TPOに合わせたワイシャツ生地の選び方がわかります。

人気のワイシャツ生地10選

ワイシャツの生地は素材ではなく、織り方で呼ぶのが一般的。それぞれ特徴や適切な着用シーンなどをチェックしてきましょう。

(1)ブロード

一番ベーシックでシンプルな平織りのブロード。フォーマルからカジュアルまで、さまざまなシーンをカバーする生地です。縦糸と横糸を十字に交差させて織り上げます。

上品な光沢に加え、織り目が目立たないため高級感があります。また、耐久性が高いため衣類との相性が良く、ワイシャツの生地としては定番中の定番です。

素材 コットン、混紡生地、リネン
印象 定番、シンプル
適したTPO フォーマル、ビジネス、カジュアル

(2)ツイル

日本語では綾織りと表記されるツイル生地。伸縮性に優れ、柔らかな肌触りが特徴です。

見た目には無地ですが、よく見ると斜めに織り目が入っているのがわかります。

シワになりにくいですが、摩擦に弱いというデメリットも。光沢感があり、扱いやすいことからワイシャツに向いている生地です。

素材 コットン、ポリエステル、混紡生地、リネン
印象 高級感、綺麗め
適したTPO フォーマル、ビジネス

(3)オックスフォード

オックスフォードはブロードと同じ平織りの仲間で、斜子織りで仕上げます。

2つの違いは、ブロードが1本の縦糸と横糸を織るのに対し、オックスフォードでは複数の糸を十字に編み込むこと。それにより厚手の生地が仕上がります。

生地は織り方の兼ね合いで厚手ですが、その分通気性がよいので夏でも着用できます。カジュアルな印象の生地です。

素材 コットン、混紡生地
印象 カジュアル
適したTPO ビジネス、カジュアル

(4)ロイヤルオックスフォード

オックスフォードよりも、細い糸を使って織るロイヤルオックスフォード。カジュアルな印象のオックスフォードに比べ、上品な光沢感があるのが特徴です。

生地は薄めで仕上がりは柔らかいですが、生地に凹凸があるので、汗をかいても肌にぺたっと張り付くことはありません。汗じみが目立たないという特徴もあります。

素材 コットン、混紡生地
印象 上品、シック
適したTPO フォーマル、ビジネス、カジュアル

(5)ピンポイントオックスフォード

オックスフォードより細く、ロイヤルオックスフォードより太い糸で織る生地です。

光沢感が特徴で、生地にハリもあります。フォーマルでもカジュアルでも使える生地です。

通気性が良く、汗をかきやすい季節にもぴったり。ロイヤルオックスと同じく、肌触りがなめらかです。

素材 コットン、混紡生地
印象 定番、カジュアル
適したTPO ビジネス、カジュアル

(6)ドビー

ストライプやドット、幾何学模様が織り上げられた生地です。先ほどご紹介したツイルもドビーの一つ。大きめの柄の生地から、無地までさまざまな種類があります。

専用のドビー織り機で仕上がった生地には光沢感があり、光の反射で浮き上がる柄が上品な印象を与えます。肌触りがいいのも特徴です。

素材 コットン、ポリエステル、混紡生地
印象 ドレッシー、高級感
適したTPO フォーマル、ビジネス、カジュアル

(7)ドビーストライプ

ドビー織りで仕上げたドビーストライプは、その名の通りストライプ模様が特徴です。ストライプといっても、柄が目立たないシンプルなデザインからくっきり目立つデザインまでさまざまあります。

ホワイト系はフォーマルに、ストライプがはっきりわかるデザインはビジネスやカジュアル向きです。

素材 コットン、ポリエステル、混紡生地
印象 高級感、上品
適したTPO フォーマル、ビジネス、カジュアル

(8)ヘリンボーン

日本語で杉綾織りと呼ばれるヘリンボーンは、高級感のある生地です。柄が魚を開いた際の骨の形に似ていることから、HerringBone(ニシンの骨)と呼ばれています。

耐久性に優れていながらもシワに強く、また柔軟性もあるワイシャツ向きの生地です。

素材 コットン、混紡生地
印象 上品、高級
適したTPO フォーマル、ビジネス、カジュアル

(9)サテン

別名繻子織(しゅすおり)と呼ばれるサテンは、なめらかで柔らかいのが特徴。光沢感が他の生地よりも強く、華やかな印象が強い生地です。

一方で、一般的なサテン生地は吸水性が低く、耐久性も他の生地より低めです。ワイシャツ生地に選ぶ際は、吸収性の高いコットンを使った生地がおすすめです。

素材 コットン、ポリエステル、混紡生地
印象 華やか、艶やか
適したTPO フォーマル

(10)シャンブレー

縦糸に色糸、横糸に白糸を使うシャンブレーは平織りの生地。インディゴ糸を縦糸に用いることが多く、白糸が霜のように見える淡い色合いが特徴です。デニムに似た雰囲気はあるものの、生地は薄手です。

ぱっと見はデニムにも見えるこの生地はカジュアルな印象が強いため、フォーマルな場所には不向き。淡い色合いのシャンブレー生地であれば、スーツやスラックスに合わせるコーディネートには合わせることは可能です。

素材 コットン、混紡生地
印象 爽やか
適したTPO ビジネス、カジュアル

シャツの生地は素材もチェック!

季節や体質、着用シーンによって、素材も使い分けましょう。

ワイシャツで使われる主な素材を4つピックアップしました。

(1)コットン(綿)

さまざまな衣服に用いられている天然素材のコットン。

吸湿性と通気性に優れるだけでなく、保湿性も高い素材です。やわらかい肌ざわりは、着ていて気持ちいいですよね。

一方で、コットンは皴になりやすく縮みやすいというデメリットもあります。また水を含むと、乾くまでに時間がかかります。

最近では特殊縫製などを施すことで、綿100%でも皺になりにくい生地がワイシャツで採用されています。

(2)ポリエステル

化学繊維でできたポリエステルは、コットンと比べるとシワになりにくく、耐久性・速乾性に優れています。

コストパフォーマンスも高く、アイロンなどの熱にも強い素材です。

吸収性が低いため、ワインやソースなどの染みなどは付きにくいというメリットと、一方で汗を吸わないというデメリットがあります。

また、化学繊維ゆえ、静電気の起きやすさがデメリット。肌が弱い人は、静電気によって肌荒れを起こしてしまうこともあります。

(3)混紡生地

素材を組み合わせて織り上げる生地です。コットン×ポリエステルの組み合わせが、ワイシャツでは一般的。素材の割合を調整することで、それぞれのメリットを生かしつつデメリットを補う素材が生まれます。

例えば、コットンにポリエステルを合わせることで、生地の速乾性がアップ。コットン配合だと、肌ざわりがよくなるだけでなく、ポリエステルの通気性の悪さをカバーします。

ちなみに混紡生地は、コットン×麻などの組み合わせもあります。

(4)リネン(麻)

人類最古と言われる天然素材です。リネンと聞くと、夏用シャツをイメージする人も多いでしょう。高い通気性があり、さらっとした着心地が特徴です。汗をかきやすい夏場にぴったりですね。

デメリットは、皺になりやすく縮みやすいこと。コットンやブレンド生地のようなパリッとした仕上がりは期待できません。フォーマルには不向きで、カジュアルな場面に向いています。